その40 | ||||||
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さて、議会改革の6つのテーマのうち、ようやく「期末手当減額、政務調査費減額、海外出張の凍結」の1項目が終わりました。 次のテーマは、「代表質疑の質問事項に関する資料提供について」「政務調査費の領収書の公開について」の2つを並行してすすめることになりました。 「質問通告」 まず代表質疑の問題です。 この課題は市政記者からだされたテーマです。 議会の本会議での質問は、6月、9月12月市議会で行う「一般質問」と、3月の予算議会でおこなう「代表質疑」があります。 その場合、発言する議員が事前に「質問通告」という書類を提出することになっています。 また、本会議のとき、議場の机に書類が置かれていることがあります。これが本会議に提出された書類になるわけですが、本会議や委員会に市当局が提出する資料は、市政記者にも広報課を通じて配られているようです。 ところが、議員の「質問通告」は提出書類ではないので、市政記者にはわたされていません。 ただ、一般質問の通告書は、議運に出されますので、その資料として市政記者にも渡されています。 一般質問の場合は、各議員が自分の取り上げたいテーマですから「○○について」と書くわけです。市政記者は、それを見て「あ〜、アスベストで質問するんだな」「障害者自立支援法で質問するんだな」とだいたいわかるわけです。 印刷された内容 ところが、代表質疑は、予算案全体について質疑をするものですから「議案第1号ほか当初予算及び当該予算関連議案について」というだけで、中身がさっぱりわかりません。しかも、「通告書」には、それが印刷してあるので、わざわざ中身を書く議員はいません。 「せめて、一般質問ぐらいの中身がわかるようにしてくれ!」というわけです。 意見もなく「検討を」 事務局から、資料にもとづいて、こういった内容の説明があり、その日はさしたる意見もなく、「次回、正副委員長案を示したいので、各会派で検討しておいて」ということで終わりました。 正副委員長案 次にこのテーマで話し合われたのは、年も明けた1月16日の議運でした。2月の予算議会が始まるまでに結論をだせばいいわけですから、急ぐ必要もありません。 ただ、正副委員長案を出すことになっているので、私も副委員長ですから、一緒に作らなければなりません。1月12日に会議を持ちました。 議運に出した正副委員長案は4点―@通告書に一般質問と同程度で質疑項目を書く、A通告書の写しを議運に出す、B議運資料として市政記者にも渡す、C通告締め切りを、本会議初日から、代表質疑初日の1週間前に変更する―というものです。 3日程度の余裕 四番目の通告時期の変更は、だいたい代表質疑は、予算案と初日に行われる市長の施政演説にたいして行われていたんですが、これまでは質問項目を書かないので気にする必要はありませんでした。ところが項目を書くとなると、市長の演説を聞いて、その日に通告書をだせというのは無茶ですから、3日程度の余裕をつくろうという内容です。 市長の政治姿勢 16日の議運では、高橋議員が「一般質問では『市長の政治姿勢』ということで、いろんなことが質問できるが…」と質問。 事務局は「『議案第1号ほか当初予算及び…』という印刷は残るので、質問の追加がでる場合は、これで担保される」との回答です。 市民グリーンの塩見議員も「基本的にフリーやな」と確認していました。 どこの会派も、あとからの追加や変更ができるかが焦点のようです。 この日は、持ち帰って各会派で検討してもらうことになりました。 今年から実施 2月13日の議運で、各会派の検討結果を出し合いましたが、どこもすべて「正副委員長案で結構」というので、決まりです。 今年の代表質疑から実施されることになりました。 あんまりもめるようなテーマではなかったのですが、それでも結果が出るまで1ヶ月もかかりました。なかなか大変です。
(つづく) |
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