その11 | ||||||
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最終の名前だし いよいよ役選議会の四日目、最終日です。昨日の夜に割り振りが決められましたから、ほぼ目処がついています。朝10時に本会議を開いて、即休憩。午前11時30分までに、「どの役職に誰を出すかの名簿を提出してください」とのことです。本会議終了後、各会派がそれぞれ「会派会議」「団会議」に入りました。 「ナマフク」に 議会事務局からは、「役職割り振り表」という紙が届いていました。 役職名と定数、会派名、それに昨日の会派代表者会議で決められた数の「○」が入っています。議会事務局が作ったんですが、昨日の会議が終わってからですから、事務局も大変ですね。 早速、団会議で各議員の配置を検討します。まず阪神水道企業団議会議員に早川さん。競馬議会の候補に田村さんを決めました。競馬議会は選挙ですから、どうなるかわかりません。 さて私はどこにいくか―。いくつか希望は出していたのですが、なかなか迷います。改めて希望を聞かれたので「初めてなので2人の委員会がいいですね」「どこが一番勉強できるやろ?」と聞くと、「そりゃあ、ナマフクやろ」という答え。松村さんが「一緒にやろう」といってくれたので、二人で生活福祉常任委員会に行くことにしました。 ちなみに「ナマフク」という言い方は、何年か前に、この委員会が「生活福祉常任委員会」という名前になったとき、どう略称するかで「セイフク」や「ナマフク」など、人によってバラバラでした。そこで私が「セイフクだと耳で聞いたら何のことか分かりにくいので『ナマフク』にしよう」といって定着したものです。 検討の結果、広瀬さんと田村さんが、文教と経済環境企業で1人の委員会です。田村さんは経環の副委員長です。あとの委員会は二人づつ、高橋さんが建設の委員長、義村さんが総務消防の副委員長です。 鉄道施設整備促進特別委員会は、「阪神・JR・阪急の沿線から1人づつだそう」ということになり、広瀬さん、義村さん、松村さんがでることになり、広瀬さんが副委員長です。 議会だより編集委員 次に付属機関の役員ですが、都市計画審議会委員は建設委員がそのままなることになっている「あて職」ですので、それ以外の審議会委員の配置を検討しました。当面の検討課題がある審議会は忙しいようですが、あまりないところは、年に1、2回。中には開かれない審議会もあったとか。 私は、国保が選挙でも問題になったこともあり、国民健康保険運営審議会に入りました。 各審議会委員の配置を終えて、表の一番下を見ると「議会だより編集委員」というのがあります。 私が「こんなん、昨日の割り振りの議論になかったで」というと、「各会派から1人づつ出すことになってるから、わざわざ割り振りする必要がないねん」ということのようです。 だれを出すかということになると「歴代、新人がやってきた」という発言。 早川さんが「私も新人のときやった」。 「前期は義村さん」「他の会派もだいたい新人を出してくる」ということです。 「辻さんやったら新聞編集できるんとちゃう」といわれるので、まったく分からんわけでもないし引き受けることにしました。 ただし、この委員会の唯一の例外は新政会。12年間、波多議員がでていて、ずぅと委員長をしているので、別名「はた委員会」とも言われているそうです。 議会中最後の議会運営委員会 11時30分までに議員名を書いて事務局に提出すると、午後2時30分から議会運営委員会を開くとのこと。この間は、出された名前を整理したりする事務作業にかかる時間です。 2時30分からの議会運営委員会は議題がたくさんありました。 最初の議題は「議会役員の選出について」。一覧表に、各会派からだされた名前が入っていました。 ただし、競馬議会は定数2ですが、波多(新政)、田村(共産)、丸尾(虹と緑)の3人の名前があり、この3人で選挙になるようです。これは文書で確認して、おしまい。 次に、「意見書案について」。アスベストの健康被害対策について、各会派からの意見をまとめた文書を確認して、本会議に提案するものです。議会運営委員会の提案になるので、あとで各委員のサインとハンコをくださいとのことです。 次に「常任委員会、議会運営委員会の閉会中調査事項について」。 これは、尼崎市議会の開催は法律で定められた年4回の「定例会」と、役選選出の「特別議会」とで年5回の議会をひらきますが、会期と会期の間に、常任委員会を開きます。 その場合に、常任委員会は「案件」がないと開けません。そのため、各常任委員会ごとに、その委員会が所管する事務(行政の中の仕事のどの部分をチェックするかの分担)が決められており、その調査を閉会中でも継続して行えるように、あらかじめ一括して議決しおこうというものです。これをしないと閉会中の委員会が開けないシステムのようです。 次に「本会議再開後の議事運営について」。 これは、この議運で確認している議会役員を本会議で決めていく手順の確認です。 役職ごとに決め方が違い、議長が指名するもの、選挙で選ぶもの、農業委員と監査委員を決めるときは当事者の議員は本会議場から退席することになっています。 選挙で選ぶものは、本会議場で当選証書が渡されます。 そのあと、補正予算案が市長から提案され、質疑。松村議員が国保会計の補正予算案に質疑することになっています。 質疑のあと、委員会に付託せず本会議で即決する動議の提出。これは、常任委員長がやることになっているらしく、生活福祉常任委員長の長崎議員、賛成者に経済環境企業常任委員長の安田議員。討論の通告もなく、反対する会派もないので、一括して簡易採決、その場で「異議なし」で成立です。 次に、「議員総会の議事運営について」。 これは、設置された「鉄道施設整備促進特別委員会」は、法律に基づかず、尼崎市議会が独自に設置する任意の委員会なので、本会議ではなく議員総会で決めることになるからです。本会議終了後に、議員総会室に移動し、そこで開催します。 最後に、「今後の日程について」を文書で確認。常任委員会の初協議会や現場視察の日程の確認です。 協議会というのは、議案がないときにひらく常任委員の会議のことです。 今回は、新しく常任委員会が構成されたので、市当局から担当する事業の説明があり、その質疑応答が主な内容です。 議員互助会も 議運が終わったので、帰ろうとすると、「幹事長だけ残ってください」とのこと。 議員互助会の理事会を開くそうです。 議員互助会をつくって、毎月3000円の会費を払い、議員の慶弔費などに使うそうです。各会派の幹事長が理事になるようです。 これは、先ほどの議員総会のあと、互助会に切り替えて、引き続いて開かれることになります。 本会議、そして閉会 午後3時10分から最後の本会議が開かれました。 議運で確認したとおり、常任委員や委員長、副委員長の選任がつづきます。 競馬組合議会議員の選挙で、ちょっと違ったのは、開票立会人に新政会の高岡議員がでていたのですが、投票用紙の1枚を指差しています。結局、他の投票用紙と同じに数えられましたが、あとで聞くと「字がちがっていた」らしいです。「波多」の「多」の字でも間違えた人がいたのでしょうか。 選挙結果は、波多議員27票、丸尾議員10票で当選、田村議員は8票でした。 終了後、会議室に拉致? 本会議ですべての議題が終了し、議長が閉会を宣言。そのまま議場をでて、すぐ向いの議員総会室へ。本会議場とおなじ机の配置に名札が立ってます。特別委員と委員長などを選任して、すぐおしまい。 つづいて議員互助会に切り替わり、規約と役員を選出して、これもすぐに終わりました。 「さあ、これで全部すんだ!」と、日本共産党の議員控え室に帰ろうとすると、廊下の途中で「辻議員、こっちです!」と事務局に、第2会議室に連れ込まれました。わけが分からないまま、拉致されたような感じです??? (つづく) |
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