その12 | ||||||
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会議室−そこで待っていたのは… 7月15日の第1回尼崎市議会の最終日。 本会議、議員総会、議員互助会と、すべての会議を終えて、市議団控え室に帰ろうとする私が、廊下の途中で連れ込まれた会議室には、すでに数人の議員が座っていました。 聞くと「議会だより編集委員会です!」という返事です。 本会議終了後に開くとは聞いていましたが、「改めて招集があるんだろう」と思っていたので、部屋にも帰らずに、いきなり開くとは思いませんでした。どうも、いったん部屋に帰ると、改めて集めるのが大変なそうです。 机には、私の座る席に「名札」が置いてありました。 議会だより編集委員会 席順は、大会派順に交互に向かい合わせに座るようになっています。公明党の福島議員が一番前、向いに新政会の波多議員、そして交互に、共産党の私、市民グリーンの宮城議員、新風の吉岡議員、虹と緑の都筑議員がつづきます。 やはり波多議員が入っていました。そして、波多議員と宮城議員以外は、新人です。 しばらく待っていると、谷川議長がきて、開会を宣言。議会内での委員会ですので、最初は議長が座長をするようです。 委員長えらび 最初の議題は、正副委員長の互選です。 通例は、第1会派が委員長、第2会派が副委員長だそうです。これまでは新政会が第1会派のときが多かったので、波多議員がやっていたようですが、昨年から公明党が第1会派です。今年もそうです。 「どうなるのか?」と見ていますと、公明党の福島議員が「波多議員に」と譲ります。どうも心得ているようです。波多議員は「一応、第1会派からということになっていますが、皆さんが言うなら…」とまんざらでもなさそう。 議長が事務局に説明をうながすと、「過去は第1会派からですが、昨年は公明党が第1会派でしたが、波多議員が長年やっているということで、やってもらったことがあります」という説明。 順番に意見を求められたので、私は「第1会派がやる」のを踏襲することを確認したうえで「第1会派の公明党が譲るというなら、言うことはない」と回答。宮城議員は「波多議員に」、吉岡議員は「専門性がいるので、なれた人に」との意見。都筑議員は、私と同じように「第1会派が波多さんにというなら、言うことはない」ということでした。これで決まりです。 議長は、波多議員に席を譲って退席。 副委員長は、大会派順に公明党の福島議員となりました。 それぞれ自己紹介をしたあと、委員会運営の確認です。 傍聴は、取り扱い要綱にもとづいて「原則公開」、記者クラブの取材は「包括的許可」といって、1年を通じていつでも取材できるようにします。テレビなどは、そのつど確認することになります。 これは、議運でもそうでしたし、どの委員会も同じようにやるようです。 基本方針をめぐって 次の議題は、編集の基本方針の確認です。 事務局から「法に基づかない委員会なので、全会一致が原則です」と前置きしたうえで、詳しく書いた紙にしたがって説明がありました。 タブロイド版、4ページ、単独で発行、年5回、色は市報と同じにする―これは、市報と一緒に印刷した方が安くつくからだそうです。 そして、掲載する質問の取り扱いでは、「質問者全員を掲載する」「発言者氏名は一括して掲載し、質問と答弁の部分はQ&Aで」「採決態様は一覧表にし、個別の採決態様は掲載しない」などの説明がつづきます。 時代の趨勢にたって見直しを う〜ん。「いくつか問題があるなぁ」と思っていたら、都筑議員が、「一般質問で、誰が質問したかは重要。質問者の名前は出すべきだろう」「採決態様もどこの会派が賛成か、反対かを出すのも必要」「市民の声を聞くのも、一般的でなく新聞社の人など専門家の声も聞くべき」との発言。 私もすかさず、「私も同意見です!。今年からインターネットで中継されるので、だれがどの質問をしたかは明らか。名前を掲載する改善ができないか」「個別の採決態様ぐらい載せてもいいのでは」「市民の声も、待つだけでなく積極的に調査することもいるのでは」と提起しました。 波多委員長は「いつも最初にでる問題だが、採用されずにこういう形になっている」と発言。事務局が「過去に論議があったが、議会としてどうだったかということで、個々人の名前を出さないようになっている」「採決態様は紙面の関係もある」と説明がありました。 これを受けて波多委員長が「11年間議論があったが、全会一致ですすめてきた」と発言。 そこで私が「11年前に決めたときと、会派構成も、顔ぶれも変わっている」「インターネットで中継されるという時代の流れもある」「時代の趨勢の上にたって、検討しなおすという点では一致できないか」と改めて提起しました。 都筑議員が「この場で一致するとは思わないので、一度持ち帰っては」と同意してくれました。 宮城議員は「たしかに時代は変わっているが、会派内で賛成、反対の意見があるので、反対にまわらざるを得ない」。 波多議員は「うちの会派は、市長に対して質問しているから、議会全体での質問でいい。詳しく見たい人はインターネットを見ればいいという立場」と表明しましたが、「しかし、時代も変わっているので、持ち帰って次回に検討をすることでいいか」ということになり、次回、会派での検討結果を持ち寄ることになりました。 編集後記は持ちまわり 次に、臨時議会の報告、つまり議会役員の紹介を中心にした第55号のレイアウト案が示され、検討の結果、ほぼ踏襲することになりました。吉岡議員からは「ホームページのお知らせを、もっと目立つように」との意見が出されました。 「編集後期」は、委員が持ち回りで執筆するようで、「新人の大会派順に」ということになり、最初は福島議員、2回目が私の担当です。 次回の日程を決めて、この日の委員会は終わりました。 (つづく) |
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