その36 | ||||||||
|
||||||||
|
||||||||
11月15日の議運では、議員報酬もふくめての各会派の考え方を出し合い、次回に委員長案を出すことになりました。 委員長案 これをうけて、11月22日の議会運営委員会に、やっと「委員長案」が出されてきました。 しかしその内容は、「前議会において緊急財政対策の一環として措置を講じた議員期末手当の減額、政務調査費の交付額の減額、及び海外出張の事業凍結の措置を継続する。なお、議員期末手当の減額、政務調査費の交付額の減額は平成19年度(経営再建プログラム期間中)までとし、海外出張の事業凍結については弦議員の任期中とする」というものでした。 つまり現状維持です。 新政会の主張そのまま おまけに「説明」の文書がついています。 内容は、「議員報酬は平成3年から据え置かれている」「この間に市職員にたいして人事院勧告に基づき行われてきた給与改定と同様の改定が議員報酬にも行われていたとすると、現行金額より約11%のアップとなり、議員期末手当の一割減額とあわせると、議員一人あたり報酬月額の15.5%に相当する」というもの。 前回の新政会の主張そのままです! これは、あんまりです。 3会派が言ってるのに一方的 さっそく日本共産党の高橋幹事長が「委員長案では、議員報酬は削減せず、議員の期末手当一割という提案になっているけど、私どもと、市民グリーンクラブ、虹と緑が、議員報酬についても議論すべきだと言ってきた。委員長案は、議員報酬については、期末手当一割削減で決着をつけるということか。3会派が言っているので議会改革のテーマとして議論できないか」と発言しました。 すると事務局が「委員長案は、議員報酬との関連を含めて意見を聴取してまとめたものです」といいました。 高橋議員は「議員報酬については来年4月から実施するというようになれば、まだ時間がある」。 事務局は「議員報酬と期末手当をどういう方法をとるかで協議してきた結果があるので、委員長案としてだした」という態度です。 「書きすぎだ」 市民グリーンの塩見幹事長が「結論としては、委員長案はたぶんこういうことにしかならないだろうと思うので結構だが、説明のところで書きすぎだ!」といいました。 つづけて「これは前回、蔵本議員が発言された内容ですわ。これは、こういう考え方もあるという話なんですよ。委員等案として断定的に書くと、議運の総意という意味に近くなる。書きすぎだ」と指摘しました。 私も、この「説明文」は、その通りだと思いますね。 一致したと思った? すると蔵本議員が発言をして「委員長は、こういう意見がおそらく一致したんだろうと思って、いうとるんですけどね」「うちは、もって帰って、この考えの中で整理していこうと思っている」と言いました。 そりゃあ、自分が言ったことが書いてあるんですから、文句はないでしょう。 3対3なのに 高橋議員が食い下がって「議員報酬問題は、3会派がいっている。5対1とか、3対1の分かれ方だったら別だが、3対3だ」といいました。 すると虹と緑の境幹事長が「次回の議論になるので言うまいと思っていたけれど、報酬、期末手当は2分しているのに、この委員長案が出てくるのは疑問だ。これから持って帰る」と発言し、次回の議運で、各会派の検討結果を持ち寄ることになりました。 う〜ん、なかなか、すすみませんねえ…。 ◇ ◇ ところが、次回の会議までに、他会派がなにか話し合っているという話が聞こえてきました。 「説明」の修正案 11月28日に開かれた議会運営委員会では、冒頭、仙波委員長から「委員長案の説明部分を修正をしたい」との提案がありました。 みると、「15.5%の減額に相当する」という部分は、そのまま。 違うのは、「議員報酬の減額は行わず」という部分を、「議員期末手当で対応すべきという意見がある一方で、また、他方では議員報酬そのものを減額すべきという意見があり、全体として合意に至らない状況にある」と、「両論併記」改めてきました。 また「議員報酬の減額については、今後、新たな状況が生じた場合に再度協議する」ということが付け加えられました。 (つづく) |
||||||||
copy right 辻おさむ 尼崎市大庄西町 電話:06-6417-7424 Eメール tuji_osamu@yahoo.co.jp |