その29 | ||||||||
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話が広がって… ◇ ◇ まず「虹と緑」の酒井幹事長が「質問の登壇回数の制限をやめてはと申し入れているが、それはどうなのか」と聞きました。 議会事務局が「9月議会でも3回登壇で再々質問をしたのは一人だけ。登壇回数を増やすと、登壇に係る時間も必要になるので、取り上げないものにした」と答弁しました。 酒井幹事長が「時間がかかるなら、2回目以降は自席からでも」と反論、事務局は「要望には自席答弁の手法変更までは書いてなかった」「答弁に一括方式と一問一答があり、一般質問は一括方式の形。自席答弁だと、これまでのやり方も変えていこうということになる」――話がどんどん広がります。 酒井幹事長が「3回の登壇回数を問題にしている」と怒り出しました。 「取り上げないもの」の扱いをめぐって 話が項目の中身にどんどん入っていくので、谷川議長が「私自身は、中身の話として理解が得られないのではないかと判断した。だめというなら、項目にのせるかどうか、各会派にはかってもらっても結構だ」と言い出しました。 項目を検討するとなると黙っていられません。日本共産党の高橋幹事長が「あとで取り上げないことの説明はないのか?。取り上げてほしいという話になると、うちにもあるので主張せざるをえない」と議長に聞きました。 そうすると議長は6項目について「正副議長案として出しているんです。もともとのスタートが、皆さんから意見をもらって、その項目を検討しようというものではない」と説明。 しかし問題は、各会派からだしている項目で「取り上げないもの」の「理由」が書かれていることです。 そこで高橋幹事長が「こういう点から取り上げないということが書かれている。これに見解を述べる場が後であるのかと聞いている」 とやかく言うと迷惑? 議会改革の要望を出していた日本共産党と「虹と緑」は、「取り上げないもの」とされている項目について問いただしますが、要望を出していない会派は、あまり頓着ないようです。 市民グリーンの塩見幹事長が口を開いて、「こだわりはるんやったら、あげるか上げないかの判断を我々もさせてもらわなしゃあないかなと思っている。そこまでやるか?」「個別に議長さんとこにいって話したらいい」との立場です。 ◇ ◇ 公明党の仙波幹事長は「正副議長で検討して、項目に出さないことになった。それが結論だ。それをとやかく言うとったら、迷惑するわ。みんながこれをやってくれと言い出したらきりがない。わかりましたというのが普通じゃないかな。それ以上なにがあるんかな」と発言しました。 とやかく言わなければならないのは、取り上げない「理由」が書かれていることに問題があると思うんですが…。 高橋幹事長があらためて「検討項目として取り上げないものと明記されている。正副議長が精査して出してきているわけでしょう?しかし言うてることと違う答えが書いてある」と重ねて問いただすと、議長は「見解の相違です」の一点張りです。 ◇ ◇ 酒井幹事長が「優先順位として6項目を先にやろうというならわかるが、もうせんでいいというニュアンスがが引っかかってる」と懸念を述べました。 議長「違う。結論を出して、する、しないを話しているわけではない。正副議長の判断で項目をだした。結果的に要望のあった部分について取り上げていませんよということなんです」 酒井幹事長が「改革提案を出しているのに、取り上げないということで否定されたようにとらえかねない。せんでいいとう判断を議長はしてないということであればいい」 とにかく6項目で 塩見幹事長が「取り上げへんのがおかしいといいだしたら、議長が発議するやり方を変えないかん。そうならないから、要望するとかの形で置いとくのが一般的だ」「交通整理をしてもらったらいい」 高橋幹事長が「議長の任期中だけでは整理できへん場合もあるので、特別委員会が必要だと思うが、採用されてない。要望していることは言っておく」 ◇ ◇ 議長が最後に「いろいろ異論があるかもしれないが、とにかくこの6項目で進めさせていただきたい。ご理解を」と発言し、酒井幹事長も「これだけ議論がある中で、言うんだったらオーケーですわ」と発言し決着しました。 新政会と新風は、この問題について一言も言いませんでした。 ◇ ◇ 具体的な中身を検討する場は、議会運営委員会でということになりました。 (つづく)
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