その16 ![]() |
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生活福祉常任委員会 初協議会 7月15日に終わった役選議会で、すべての役職が決まり、それぞれの委員会が招集されます。 「なまふく」(生活福祉常任委員会)の初協議会は、7月28日に開かれました。 ◇ ◇ 「常任委員会」というのは、法律で設置が義務付けられている委員会のことを指し、すべての議員はどこかの常任委員会に所属することになっています。 ちなみに「特別委員会」というのは、法的に設置義務はなく、それぞれの議会が独自の判断で設置をするもので、調査や意見交換を主なものにしています。 ◇ ◇ また、「常任委員会」は、議決するべき案件があるときに開かれるもので、案件がないとき、たとえば、当局から事務事業についての説明や報告だけされる場合は、それを聞いて質疑などはしますが、賛否や承認など「議決」が必要でない場合は「協議会」として招集されます。 ですから、生活福祉常任委員会のはじめての集まりは「協議会」として開催されました。 一番末席に 委員長は、新風の長崎議員、副委員長は、市民グリーンの塚田議員と、虹と緑の弘中議員です。委員には、公明党の畠山議員、開議員、新政会の谷川議員(議長)、津田議員、日本共産党の松村議員、そして私・辻おさむです。 会場の委員会室にいくと、座る場所に名札がかけてありました。 正面に委員長の席、両脇の一番前に副委員長のそれぞれの席です。そのあと、大会派順に委員が並びます。私の席は、なんと左側の一番末席です。向いの末席には松村議員です。 大会派順なんですが、この委員会は共産党より小さい新風や市民グリーン、虹と緑が委員長、副委員長になったので、日本共産党の二人が一番末席になってしまいました。 おまけに松村さんとは、向かい同士で離れてしまい、途中で相談することも出来ません。しかたなく、「目配せ」や「表情」で判断することにしました。 ◇ ◇ まず、自己紹介をして、当局の出席者の紹介です。どこでも始めての委員会ではこれをやるようです。 生活福祉常任委員会が所管する部局は、健康福祉局と、市民局です。保健・衛生、保健所、福祉、保育所、支所、文化、人権啓発などについて調査や審議を行います。 氏名入り議事録に 続いて、局ごとに事務事業の説明です。組織の紹介と、部課長の紹介、今年の事業の説明がつづき、そのあと委員からの質問タイムです。 質問は、手をあげて、委員長に指名されてから発言をします。 これまでの委員会の議事録は議会事務局による要点筆記だったのですが、今期からテープ録音にして、氏名入りの議事録になるそうです。話したことがそのまま議事録になります。 そのため、しゃべるときはマイクのスイッチをいれて、名前を言ってくださいとのことです。 さすが松村議員は手馴れたもので、質問がポンポン飛び出します。弘中議員も結構、発言します。私も負けじと……ではないんですが、はじめてのことなので、分からないことがあちこちにあるので、質問をしました。 古い議員は分かっているからでしょうか、細かいことまで質問しないようです。なかでも公明党の口数はすくなかった感じです。開議員はあまり口を開かなかった印象です。 現場視察 さて、事務事業の説明と質問がおわると、現場視察の日程調整です。現場視察というのは、尼崎市内の施設を見学することです。2ヶ所ぐらい見れるので、松村議員から「ハーティ21を見たい」という希望がだされました。あとは委員長が調整することになりました。 包括的議決 次に、委員会視察の問題です。 委員会視察というのは、委員会のメンバーで他都市に出かけていって、他市の施設や事業を調査してくることです。旅費不正使用事件のときは、これが問題になりました。 委員長からの提案は、日程を10月11、12、13日の「2泊3日」とだけ決めて、行き先や、目的は委員長に任せてくれという内容です。もちろん、希望は聞いて、具体的にまとまれば、委員会にはかられることにはなっています。 問題は、「夜の夕食も含めて、2泊3日の日程」ということを、議決しようとしていることです。 これを「包括的議決」といっています。 視察先での宴会問題 どういうことかというと、視察先の夜の夕食でお酒=アルコール類を飲むことが行われているのですが、日本共産党は、「税金をつかって行っている行政視察でお酒を飲むのはおかしい」「宴会には参加しない」という態度をとっています。 まあ、「あれは宴会やない、酒席や!」という人もいますが、いずれにしてもアルコール類を飲むことには違いはありません。 そうすると、共産党だけ宴席に出ないのは具合が悪いと思ったのでしょうか、最近は、夜の夕食を日程に入れて、公務あつかいにすることが行われるようになりました。「仕事なんだから、宴会に出て来い」というわけです。それを決めるのが「包括的議決」です。 ◇ ◇ 委員長が「包括的議決に賛成の諸君の規律を求めます!」と言ったので、私と松村議員は立ちませんでした。賛成しなかったのは、私たち2人だけです。 これで賛成をした人たちは、逆に、否が応でも宴会に参加しなくてはならなくなりました。まったく、何をしているんでしょうね。 ちなみに、市民派の人たちも、視察先での宴会には参加をしていますし、市民オンブズなども、問題にしていないようです。税金での宴会なんですが、どうしてだかよく分かりません。 ◇ ◇ 日本共産党は、視察については、まず目的をはっきりし、その上で必要な行き先をきめ、適切な費用支出をするべきだと主張しています。 松村議員は「広島市の国保減免制度を視察したい」と希望を言っていました。 (つづく) |
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