初めての委員会席
7月6日、新人議員を対象に、「初当選議員事務局説明会」がありました。
会場の議会の第1委員会室に入ると、いすの位置に各々の名前が貼ってありました。委員会室での会議は、委員会の傍聴のほかは、これまで市議団の当局説明に事務局として参加したことがありますが、それは「傍聴」ということで、脇のイスに座っていました。委員会室に正式に座るのは初めてです。
欠席の連絡があった公明党の河村議員以外は、全員が時間までに席につきました。
この日の説明会は、議会事務局の仕事内容と、議員、議会の説明です。議会事務局の職員紹介と、議会の総務課、議事課の分担・役割の説明が行われました。大づかみに総務課は議員個人にかかわること、議事課は議会全体や議事運営にかかわることが仕事です。
前の日の晩に「議会ハンドブック」を一通り目を通していましたが、議会制度から、議員の権限、尼崎の市議会のやり方まで、1時間半程度の時間で膨大な内容の説明――説明するほうも、聞くほうも、なかなか大変です。
質問の口火を切って
最後に質問の時間があり、最初はだれも手を上げないので、私が口火を切り、「1問づつか、まとめて質問するのがいいのか、どうしますか」と聞くと、事務局から「1問づつで」という答弁。
「それでは」と私が「議員共済に市が負担しているけど、市の負担は自主的なものか、決められたものなのか」と質問。どうもこれは法律で決められているようです。
次に「人間ドックは、ハーティ21と昭和病院でしか受けられないのか」と聞くと、「この金額で受けてくれる病院があるかどうかです」と回答。阪神医生協から出てきた弘中議員もこの項で質問をしていました。
最後に「視察費用で、旅費、宿泊費、日当などがでるけど、実際の運賃を安くして余った分を宿泊の食事代などに流用しているようなことはないですね」と聞くと、「流用の意味がわからない。それぞれで決められた金額を渡しているだけ」というとぼけた答弁でした。ここに視察での酒代を生み出す仕組みがあるんですね。
あとで終わってから事務局が「それは、また議論しましょう」といっていました。
私がこうしていくつか質問すると、吉岡議員が「視察は原則2泊3日とあるが、何かの理由で帰れなかったら」、弘中議員は「依頼調査はどこまでしてもらえるのか」「図書の購入依頼はできるか」、丸岡議員が「政務調査費は15万円とあるが、実際は7万5000円のようだが」など、次々質問が出てきました。
防災無線
研修会がおわってから選挙管理委員会より、政治資金と寄付について資料をくれました。寄付は「みなさんが考えているより、厳しいと思いますよ」といっておられました。
また最後に消防局から「市議のみなさんのお宅に防災行政無線の受信機をつけさせてほしい」との訴えがありました。災害や事故があったときに、無線で知らせてくれるシステムらしいです。
後日、個別にお願いにいくとのことでしたが、どこに付けるのがいいのかわからないので、終わってから、いろんな先輩議員に聞いてみると、「便利だが普段はうるさい」「昼間も聞かされる家族からは苦情」という声が返ってきました。近所にも聞こえるほど大きな音のようです。中には「電源を抜いている」という人も。たいへん参考になりました?
議場を見学して
研修会が終わると、本会議場が見学できるとのことでしたので、みんなで見に行きました。
これまで傍聴席からは見ていましたが、足を踏み入れるのは初めてです。自分が座る予定の席に座って写真をとってもらいました。
次に、演壇にたってみました。なんだか緊張する景色です。マイクや、証明のチェックをしていると、内側に昇降ボタンが目につきました。聞くと、車椅子の場合、演壇の高さが違うので、昇降装置をつけたそうです。
この際にと、議長席にも座ってみました。都筑議員と「演壇より落ち着く景色やね」「座っているせいかな」などと感想をいいあい、降りてくると市長席が目にとまりました。「白井さんは、いつもここに座っているのか」と腰を下ろすと、誰かが「辻さんは欲張りやね。議長のイスも、市長のイスも狙っているの」というので、「いや、一生座られへんやろし、いまのうちに座っとくねん」といっておきました。
今日は、議会内の研修会えしたが、21日と22日の2日間をかけて、当局の部局や事業内容の研修があるようです。また報告します。
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