〓 ポケモンのステータスの全て 〓

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■ はじめに・・・

 ポケモンの強さは、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」の6つの能力であらわされています。この能力は、「個有値」「個体値」「努力値」の3つの要素と「レベル」によって決定されています。

 このページでは、ポケモンの能力を決定するその3つの要素について説明したいと思います。ちょっと難しい話になるかもしれないけど、このことを知っていれば、強いポケモンを育てるための手助けになると思います。

 このページの作成には、「Pokemon Analysis」を参考にさせて頂きました。ありがとうございます。

■ 個有値

 ポケモンの種類ごとの成長率をあらわす数値です。ピカチュウは「すばやさ」が高い、カイリューは「こうげき」が高い、ラッキーは「HP」が高いが「こうげき」「ぼうぎょ」が低い、などのポケモンごとの特徴をあらわします。

 個有値は、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」、6つの能力値すべてに設定されています。何があっても、変化することはありません。

 個有値は、そのポケモンを倒したときの努力値の値でもあります。

■ 個体値

 1匹1匹のポケモンごとの生まれつきの強さ、これを「個体値」と呼んでいます。同じ種類、同じレベルのポケモンでも、微妙に能力に差があるのは、この「個体値」のためです。

 個体値は、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」、6つの能力値すべてに、0〜15の範囲で設定されています。ただし、「とくこう」「とくぼう」の個体値の値は共通です。

 また、「HP」の個体値は「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくしゅ・とくぼう」の4つの個体値の値によって決定されます。「こうげき」の個体値が奇数なら+8、「ぼうぎょ」の個体値が奇数なら+4、「すばやさ」の個体値が奇数なら+2、「とくこう・とくぼう」の個体値が奇数なら+1されます。よって、全ての個体値が奇数なら、HPの個体値が15、つまりMAXとなります。

 能力の高いポケモンを探すには、同じポケモンを何匹もゲットして、能力の高いポケモンをセレクトする必要があります。

● 光るポケモンの話

 「光るポケモン」(色違いのポケモン)も、この「個体値」によって決定されています。

◆ 「こうげき」の個体値が2、3、6、7、10、11、14、15のいずれか
◆ 「ぼうぎょ」「とくこう・とくぼう」の個体値が10

以上の2つの条件を満たしたときに「光るポケモン」が出現します。ちなみに、出現確率は「光るポケモン」の出現する個体値のパターンが8通り、全ての個体値のパターンが16の4乗で65536通り、この2つを割ると、「光るポケモン」の出現確率は「1/8192」ということになります。

■ 努力値

 「努力値」は、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」、6つの能力値すべてに設定されている、「隠し経験値」のようなものです。個体値と同じく、「とくこう」と「とくぼう」は共通です。この努力値がたまっていくと、能力がボーナスとしてプラスされます。

 「努力値」は、はじめは0ですが、「経験値」と同じようにやせいのポケモンを倒すと増えていきます。増える努力値は、やせいのポケモンの「個有値」です。やせいのポケモンを倒すと、「HP」「こうげき」「ぼうぎょ」「すばやさ」「とくこう」「とくぼう」、6つの能力値にそれぞれ、その倒したポケモンの「個有値」の分の努力値が追加されます。「こうげき」の高いポケモンを倒せば、「こうげき」の努力値がたくさんたまりやすくなる、ということです。
 「個有値」は、レベルに関係なく変化がないので、つまり、レベルが高いポケモンを倒しても、レベルが低いポケモンを倒しても、増える努力値はいっしょということになります。
 「とくこう・とくぼう」の努力値は、相手の「とくこう」の個有値が加えられます。

 この努力値は0から65536までたまり、努力値が一定以上たまると、「努力レベル」が上がります。「努力レベル」が上がると、能力が上昇します。努力レベルは63まで上がります。ただし、努力レベルは努力値が65025のとき最高の63になるので、これ以上ためても無駄です。レベル100のとき、努力レベルがMAXだと、努力レベルが0のときと比べて、各能力に63の差がでます。

 ドーピング(タウリンなど)といわれているものは、努力値を上げるアイテムです。ドーピングを使うと、1回につき努力値が2560上がり、努力値が25600になるまで使うことができます。やせいのポケモンをつかまえてすぐにドーピングをすれば10回まで使うことができます。

 「努力レベル」が上がった分の能力がプラスされるのは、レベルが上がったとき、進化したとき、パソコンから引き出したとき、ドーピングをしたときです。

 なるべく低いレベルのポケモンを捕まえて育てたほうがいいと言われるのは、低いレベルから育てたポケモンがレベルが100になるまでに、レベルが高いものを育ててレベル100にするより、戦闘回数が多くなるので、結果として努力値がたくさんたまるためだと思われます。当時は、レベル100になると、レベルがそれ以上上がらないために、もう努力値をためてもボーナスが追加されないので、それ以上戦闘を繰り返しても意味がないと思われていました。
 しかし、レベル100になってからでもパソコンに預けてまた引き出せば、努力レベルが上がった分の能力のボーナス分はプラスされるということが発見されてからは、レベル100になってからでも努力値を上げて能力を上げることができる、ということが分かりました。よって、レベルの高いポケモンをゲットしても、レベル100になってから努力値をためれば能力は上げることができると言うことです。

 ただし、レベルの上限が設定されている大会などに出場する場合などは、レベルが低いときからポケモンを育てる、レベルの低いポケモンを倒しまくる必要が出てきます。レベルの低いポケモンは、育て屋でタマゴから育てるのが良いでしょう。
 ただし、これも「育て屋リセット技」が発見されてからは解消されました。

 努力値は、複数のポケモンで相手のポケモンをたおしたときは均等に分配されます。「がくしゅうそうち」を使ったときも同じです。これらの方法でレベルを上げると能力が上がりにくいと言われているのは、やはり戦闘回数が少なくなるからでしょう。

 ちなみに、努力値をためるのにオススメのポケモンは「アンノーン」です。

■ まとめ・・・

 最終的に強いポケモンというのは、努力値はいつでもMAXにできるので、ポケモンの個体値次第、ということになります。結局、結論は単純でしたね。(^^

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