GSX−R1000

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ちゃんこ
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SAIYAN'Sインプレッション
(NSR(250cc2ストレプリカ)乗り)
 雑誌の噂どおり、驚異的な戦闘力を持つかもしれない。
 「かもしれない」と表現したのは、使いこなせたらという前提だから。乗らせてもらった時間が短かったっこともあるので、ここでの話を鵜呑みにして欲しくはないが、アクセルに対しての反応がシャープすぎる上、パワーが尋常ではないため、アクセルワークが非常にデリケートで、常に神経を集中させておかないと、危険だ。
 実際、このパワーでの峠でのアクセルワークミスは、リアスライド→ハイサイドを容易に引き起こしそうで、怖くて開けられない。
 安心して自分の思ったとおりにマシンをコントロールできるまでになるには、かなりの修練を要するのではないかと思う。
 それに加えて、町乗りの不便さ。
 町のりではアクセルワークにはさほど気を使う必要はないが、シートが高く、シート幅もそこそこあるため、足つきが非常によろしくない(172cm、体重58kg、平均より足短めの私の場合)。
 普通に何の障害もなく街中を走っているだけなら問題ないが、ちょっと飛び出しとかに出くわしたときにマシンバランスを崩した状態で停止しようものなら、足で支えるのは無理っぽい。
 借りたときはピカピカの新車で、必要以上に転倒に対して神経質になっていてせいもあるが、常に自分の意図したウェイトバランスに保っていないと、足を着いて止まった時に車体を支えられる自信がなかったぐらい、足つきが悪かった。
 しかし、有り余るパワーと、それをコントロールできたときの達成感とそれによって得られるパフォーマンスは折り紙つきなので、足つきと腕に自信がある人にはすばらしいマシンではないかと感じた。
 NSRと対比すると、R1000はどの回転数からでもアクセルをちょっとひねるだけでNSRの11000回転付近のピークパワーにも似た加速&パワー感を得られるといった感じ。
 いつでもパワーバンドのアドバンテージは、使いこなせた場合の峠での戦力差は明白だろう。
   

 

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