2002年の花々
どうも、このところアサガオ以外でヒルガオ科の近縁種を栽培することが多くなってきたため、アサガオのページであると言うのには無理が出ています。ただ、これも流れということで、2001年と同様のタイトルで始めてみたいと思います。
○ヒメノアサガオ:Ipomoea obscura
昨年栽培しました黄花イポメアは、このヒメノアサガオの変種ではないかとの情報があり、なんとか種子が入手できたため、黄花イポメアと比較して栽培してみました。しかし、花の大きさや開花する時間が微妙に違うことから、個人的には非常に近縁ではあるものの別種ではないかと考えています。どうです、こちらの画像を見るとちょっと違うと思いませんか?
黄花イポメアは、かなりあちらこちらで栽培されるようになってきましたから、そのうち専門家による解析結果が出ないものかと楽しみにしています。
○アサガオ(アフリカ系)
今年は通勤途中で採種した野生型のアサガオも栽培しましたが、これも野生型のアフリカ系アサガオです。淡い青色の花は小輪ですが、花数が多いため毎朝楽しませてもらいました。もっとも、昨年栽培していたアフリカ系の黄花種(Ipomoea
ochracea)と同様の遅咲きであり、10月まで花が咲かず、残念ながら寒さで種子は収穫できないまま終わりました。
ただ、このアフリカ系の花とマルバアサガオを使って米田先生が初めて種間交雑に成功したことを考えると、なかなか感銘的な花です。
○モミジヒルガオ白花
昨年、基本種と思われるラベンダー色の花を紹介しましたが、これは白花の品種です。まだあまり苗が出回っていないようで、宝塚の園芸店で見つけたときは大喜びで購入しました。ラベンダー色の株と同じ鉢に植えて楽しみましたが、どちらも花付きが良く昼まで咲いています。
同色の花では自家受粉しませんでしたが、試してみたところ別色の花と交配すると種子が出来ますので、他家受粉であることも確認できました。種子には長い毛があり、なかなか面白いものです。
その他のアサガオ類
2002年に栽培した、アサガオやヒルガオ科の花の画像です。画像はリンクになっていますので、見たい花があれば名前をクリックしてみて下さい。
○マルバアサガオ紫条斑点絞り
これは昔から栽培されている、マルバアサガオの紫色の絞り咲きです。一般的なアサガオの絞り咲きと比べて模様の切れが良く、条斑点絞りと呼ばれています。やや小輪ですが花付きも良く、もっと広く栽培されても良い系統だと思います。
○マルバアサガオ赤条斑点絞り
同じマルバアサガオの絞り咲きですが、こちらは赤色です。マルバアサガオは普通のアサガオに比べて耐寒性があるため、秋まで咲くのは良いところです。上の紫色も含めて古くからある系統のようで、最近外国から導入されたマルバアサガオの一部にある遅咲き品種と違い、早咲きで栽培も容易です。
○ルコウソウ白花
以前、基本種の赤花を紹介したことがありましたが、これは白花の品種です。他には桃色花もあるのですが、白色と赤色を交配すると桃色になるのではないかと思っています。1.5cmほどの極小輪ですが、羽毛状の繊細な葉は、見るからに涼しげです。